社内風土の荒廃

上述した様な要素が複合したり、他にも、成果主義を上層部が追求し過ぎたり、成果要求を厳しくした結果、それまでは「会社の発展が自分の収入増にも繋がる」という理念で一枚岩の結束を誇った社内の風土が荒廃してゆき、同じ企業グループ内どころか社内の部署間でも顧客の奪い合いや相互不信が起こり、さらには人事派閥抗争が起きてしまう企業も見られる。これによって、全社規模で保有しなければならない業務上必須の重要情報の共有も行われなくなる事も見られる。
社内の雰囲気が荒んでくると、新規従業員にもこれを嫌われて、短期間での離職率が大幅に上昇するばかりか、成績優秀の従業員も後続が続かないためにさらに負担が大きくなる事で見切りを付けられ、ヘッドハンティングなどで競合する企業に次々と転職してしまう、さらには独立して競合企業を立ち上げられてしまうなど、技術・人材(有資格者)の社外流出が起きる事もある。このため、成果主義がかえって経営破綻の遠因になったと言われる企業も存在する[3]